「社長気ぃ狂った。そう従業員に言われましたわ。」
亀岡市にある種苗園芸店の事務所。高田実(たかだみのる)社長はそう言いました。
話し出すと止まらない。
きっと人と話すことが好きなんだろう。
次々に話題が変わっても飽きることがない。
高田社長は気も使う。
話題の引き出しを探りながらだが、
こちらに合わせようとしていることが分かる。
冒頭の文章は、6年前、日本でハバネロがメジャーでなかった頃、
ハバネロの販売を始めた頃に言われた言葉だ。
「絶対に売れない。」
そう言われ続けてきた社長はそれでもハバネロの栽培を続けた。
6年経った今、マスコミにも取り上げられるようになった。
今日もNHKがさっきまで取材に来ていたという。
ひとつの店だけにとどまることなく、
亀岡市を巻き込んだ特産品になるまでに成長した。
「亀岡市内でも、ハバネロを扱った店が増えている。
ここでしか食べられない、そういう商品が増えれば
亀岡市に観光客も必ず増える。」
確かに面白い。売れそうな気がする。
「今ね、アメリカで販売しようと考えてるの。日本で生産されたハバネロがね。」
嬉しそうに社長は続ける。
「オンリーワンを追求していけば必ず道は開ける。」
社長の心意気でここまで広がったハバネロ。
ハバネロ発祥の地として、これからの亀岡市は要、注目だ。
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