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    屋久島物語その4
     朝4時けたたましく目覚まし時計が鳴った。昨日の睡眠不足と夕べのお酒が残っている体には堪える音だ。隣の島垣会長は寝覚めが良いらしく素早く身支度を調えている。5時にホテル出発と言うことでロビーに降りていくと、既にホテルマンはカウンター越しに「おはようございます」と元気な声で挨拶をしてくる、たのむから大きな声出さないでよと思いながら、会釈して弁当を受け取る、朝用と昼用だ。そうこうするうちに「たんうまかいのみなさ〜ん、迎えに参りました〜」
     バスは運転手さんだけだ、さすがにガイドさんはいない。朝まだ陽が昇らない漆黒の中をバスのヘッドライトが切り裂いていく。30分ほど走ったのだろうか、バスが屋久島世界遺産センターと記された駐車場で停まった。すると屈強そうな若者2名がバスに乗り込んできた、まさかバスジャックではと緊張が走った、そんなわけないか、縄文杉まで案内してくれるツアーガイドさんだ。早速自己紹介して簡単な打合せをしたのだが、まず、但馬が読めない、これはバスの運転手さんも同じだった、さらに「こうのとり」も通じない、そんなものなのかも知れない。

     バスはここから安房(あんぼう)林道をさらにもう30分ほど登っていくらしい。若者二人は話が終わると早々に腕を組んで瞼を閉じている、無愛想な奴らやなと思ったのだが、謎が解けた。最後部にいた僕はまるで揺りかごに揺られているように右に傾いたり左にと、S字カーブの連続だ、これはヤバいぞ、さすがに胸が悪くなってきた。バスも悲鳴を上げながら、急カーブの山道を登っていく、途中何台か乗用車が抜いて行った。とうとう僕は後部座席に横になり目を瞑ってしまった。ア〜メン、南無阿弥陀仏、南無妙法蓮華経、とにかくこの地獄から助けて欲しいと祈り続けるしかない。

     薄めを開けた僕の目にうっすらとまだ暗いが、確かに空と山の境界が判別出来るスカイラインが見えた、開けたのだ、朝だ。身を起こして辺りを見渡すと確かに朝だ。すると運転手が着きますよってアナウンスを始めた。車窓から既に到着している車やら人影が見える、そう、荒川登山口に到着したのだ。

     バスから降りると早速に伸びをしかけたが、えづきそうになる。やっと辺りが見えるほどのまだ完全に開け切れていない山間部の朝、本来なら気持ちが良いのだろうが、僕は最悪だ。
    それに寒い、こんなはずではない、雨具と着替えようのシャツしか持っていないぞ、そう言えばリュックの奥の方に昔のアノラックが入ってたのを思い出し、早々に着込んだ、首には襟巻き代わりにタオルを巻いた、寒い最悪だ。
    しかもこれから、この駐車場で朝食の弁当を食べるらしい、満足に座れそうにないところで、各々石の上に座ったり地べたにへたったりで食べ始めた、僕はおにぎり1個食べたが、もうそれ以上食べれない。リュックが重くなるなあと思いながら深呼吸をした。


    まだ暗い中での朝食


     周りでは体操をする人たちや、行ってきま〜すと元気に出発する人たちで賑わっている。ガイドさんがいる人たちや、女性2人だけだったりさまざまなパーティーがある。ガイドさんが私達も体操しましょうと広場に案内した。


    メシを食いながら僕たちの体操を見つめる二人組の女性

    ガイドの日高さん(左)三橋さん(右)

     ここはちょうど昔トロッコの停車駅のようだ。会長の挨拶も終わり無事セレモニーを終えた我々は2班に分けることになった、元気の良いメジャーチームと危なかしいマイナーチームだ。当然僕はマイナーチーム、メジャーチームは若い女性に混じって最年長の峠さんが仲間入り、なんでも毎日欠かさずしっかり歩いているのだとか。すると年長のガイド(三橋さん)が私がメジャーチームを引率しますと言い出し、サッサと出発してしまった。残されたマイナーチームに不安がよぎった。


    元気に出発したメジャーチーム、我々を置いていくのかよ〜

     まだ経験が浅そうな青年(日高さん)が、さあ僕たちも行きましょうとカラ元気な声で促した。さすがに足に爆弾を抱えている会長が不安になったのか、日高さんはガイドになって何年になるんですかと尋ねた。「それは教えられない決まりになっています」静まりかえる我々、どうこの場を繕えばいいんだろう、大丈夫なのかマイナーチーム。



    おーい、一人で先行くなよ〜、待っておくれよ〜

    続く・・・
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