+ 新着情報

+ カテゴリー

+ コメント

+ トラックバック

+ 1年前の今日の記事
屋久島物語その5

VideoCast「社長のランチ」はこちら


荒川橋
 あたりはかなり明るくなってきた、遠くの峰には朝日が当たっている。歩き始めて間もなく激流に洗われた石と言うより岩だらけの荒川の橋を渡った。

荒川橋の上から見る荒川は名前の通り以前は激流だったのだろうと想像出来そうな光景だ、今は上流に荒川ダムが出来ており、水量が調整されている。日高さん曰くこんなもんで驚いていてはダメですよと・・・・

 橋を渡ると直ぐトンネルがあり、それを抜けると辺りはもう完全に朝だった。そしてそこには気動車の残骸が横たわっていた、今はここがトロッコの発着場所になっている。日高さんの口が徐々に滑らかになる、なかなか好青年じゃないか。思いリュックを背負って大変そうなのに、実はこのあとリュックに入っている物が我々を助けてくれることになる。

トロッコ

 朝日が僕たちを照らし、体も徐々に暖まってきた。ひょっとして物凄い贅沢をしているんではないだろうか、大自然の中で朝日を浴び、清々しい空気を吸い込んでハイキング出来るなんて夢のようだ。歩くたびに目の前に広がる風景が目眩く変わって退屈しない。

朝日

 右下に安房川を見ながら進んでいると1235mの愛子岳が見えてきた、そこから端を発した愛子沢が流れ込んできている、かなりの急流だ、こちらから見ていると滝のように見える。ここに大きな杉が出現する、愛子杉だ。もちろん名前の由来は愛子岳が臨む場所にあるからだ。樹齢数百年経っているようだが、屋久杉と言わないらしい。屋久杉の定義は樹齢千年以上で、それ以下だと小杉と言って分けている、さらに若い百年未満の杉は地杉と言って区別している。

愛子杉

花崗岩

 左斜面はジトンジ岳(858m)の花崗岩がむき出しになっている、屋久島は花崗岩の島だと言っても過言ではなく、地表も少なく、土壌にも栄養分があまりないのだ。だから杉の生長が遅くなる、すると、年輪の幅が緻密になり材は硬くなっていく。そうなることで樹脂道に普通の杉の約6倍ともいわれる樹脂がたまる。この樹脂には防腐・抗菌・防虫効果があるため、屋久杉は長い年月の間不朽せずに生き続けられる。硬質・防腐・抗菌・防虫などの特性をもつ屋久杉は古くから珍重され、屋久杉の平木がそのまま通貨になった時代もあったのだとか。

トロッコ道

 トロッコ道は歩きにくい、枕木の間隔は一定ではないので枕木ばかりに目をやってると、リズムが狂ってくる。自分の歩幅で歩くのが良いみたいだ。的確なアドバイスがガイドの日高さんから飛ぶ、いつしか我々は日高さんのペースに巻き込まれていた、日高さんの言葉の中に「僕の師匠が言うには」が頻繁に出てくる、しかもその師匠は宮崎駿さんを案内したのだとか。その時の様子をリアルに語ってくれた。しかもその師匠とは日高さんのお父さんなのだ、それを聞いた瞬間から僕たちは日高さんを見る目が変わった。凄い、良い人がガイドになってくれた。なぜか足も現金なもので軽くなってきた。

小杉谷橋

大岩

小杉谷橋

 2時間も歩いたろうかトロッコ道の軌道の中に板が敷き詰められてきた、これは歩きやすい。そして間もなく小杉谷橋が見えてきた。小杉谷、昭和45年の閉村まで屋久杉伐採の拠点となった場所だ、標高約650mの山中に位置する小杉谷集落は今は無い。小杉谷小・中学校跡地は、グランドだけを残し、跡形もなくなっている。かろうじて子供たちを沢山見てきたであろう桜だけは虚しく咲き誇っていた。今では僕たちのような沢山の観光客を見ている。この辺りの標高帯は、ちょうど東京の気候と同じくらいなので、桜の開花時期に遭遇することが出来た。

桜
グランド
| comments(0) | trackbacks(0) | top↑ | main |
<< 母の日に感謝を込めて・・・ | main | 屋形舟 >>









http://camel.jugem.cc/trackback/438
+ LINKS

qrcode



あとで読む
あわせて読みたいブログパーツ


人気ブログランキング - CAMEL
ブログランキング・にほんブログ村へ
tracker
FriendFeed でフィードにアクセス
Ferret
スカウター : CAMEL
  • seo

うごくひと
アクセス解析

ジオターゲティング